ED治療薬というのは、魔法の薬ではありません。
勘違いされがちなのが、ED治療薬を併用すると興奮状態になり勃起を促すという効果があると思っている人が多いですが、ED治療薬では多くの場合、興奮作用がありません。
ED治療薬は「勃起しやすい状況にするための薬」となっていて、人間が通常の状態で勃起するのは興奮している状態が多いために勘違いされてしまうのだと思われますが、イメージ的には「勃起するだけ」だと思ってもらえれば問題ありません。
肉体的または幼少期からの深層心因が原因のEDの場合は、「勃起する状況の感覚」というものが分からないために、イメージするのが難しいかもしれませんが、一般的にEDになってしまうというのは、「今までは勃起することが出来たのに」という状況や「いつもは興奮したら勃起するのに」というような状況が多いと思われます。
そのため、ED治療薬を服用すると興奮作用が働き、勃起を促すものだということをイメージしている人が多いですが、実際には「興奮していない状況でも勃起する」ということが特徴的なので、初めてED治療薬を使用した人は違和感を覚える人も多いとされています。
男性は性行為をしている際に、射精後は勃起が沈静することが多いと思われますが、ED治療薬を使用している場合は射精後も勃起を保つことが出来るということになります。
ただし、射精をしたことによって精神的に興奮度が低下しているのにも関わらず勃起をしているという不可思議な状況になることが挙げられます。
興奮を促す薬というと、媚薬という言葉が挙げられますが、自律神経や副交感神経に働きかけることによって興奮しやすい状況を引き起こす薬剤もありますので、それらの薬とED治療薬は根本的に異なるということを知っておいて下さい。
また、興奮を促す薬とED治療薬を併用することによって副作用が強くなってしまうこともありますので、併用する場合には十分に注意して下さい。
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